コラム開業・商売くらし

夜は464人、昼は1万4千人。川崎駅のとなりに「人が入れ替わる町」がある

2026年7月19日 | データ: 令和3年経済センサス(従業者数)・川崎市町丁別人口・国土数値情報 駅別乗降客数

JR川崎駅の乗降客は1日約37.5万人(2023年度)——市内で群を抜く人の流れです。では、その駅のまわりの「町」には何人いるのでしょう。住民の数字を見ると意外なことがわかります。川崎区駅前本町に住んでいる人は、464人しかいません。ところがその町で働く人は14,474人。昼と夜で、人口が約31倍入れ替わる町です。

川崎の「昼型の町」ランキング

町丁別の「働いている人(2021年経済センサスの全産業従業者数)」を「住んでいる人(2025年の町丁別人口)」で割ると、昼に人が集まる町が浮かび上がります(働く人5,000人以上の町)。

町(区)住んでいる人働いている人昼夜比
駅前本町(川崎区)464人14,474人約31倍
堀川町(幸区)1,651人25,599人(市内最多)約16倍
上麻生一丁目(麻生区)730人7,930人約11倍
溝口一丁目(高津区)1,385人7,334人約5倍
万福寺一丁目(麻生区)1,110人5,814人約5倍

働く人の実数で市内最多は幸区堀川町の25,599人。ラゾーナ川崎やミューザ川崎のある川崎駅西口です。顔ぶれを見ると、川崎駅東西(駅前本町・堀川町)に加えて、新百合ヶ丘駅前(上麻生一丁目)・溝の口駅前(溝口一丁目)と、「昼型の町」はきれいに駅前に並びます

逆に「夜型の町」は

住んでいる人が市内最多の町丁は多摩区登戸の26,671人。登戸は働く人も12,560人と多く、「住む人も働く人も多い」めずらしい駅前です。一方、中原区中丸子(15,787人)や高津区久末(14,511人)のような住宅の町は、働く人がその1〜4分の1ほど。同じ川崎でも、昼にぎわう町と夜にぎわう町は、はっきり分かれています

商売の目で見ると

かわさき人の流れマップでは、この「住んでいる人/働いている人」の色分けを切り替えながら、駅の乗降客数と重ねて見られます。出店エリアの検討なら開業チャンスマップ(同業の少なさ)との併用がおすすめです。

数字の読み方の注意

「働いている人」は2021年の経済センサスの従業者数(その町の事業所で雇われて働く人・公務含む)で、買い物客や乗換客は含みません。川崎駅の37.5万人の大半は乗り換え・買い物の人であって、駅前で働く人ではありません。また住んでいる人(2025年)とは時点が異なります。厳密な昼間人口の統計とも別物で、あくまで「昼にその町にいる人の目安」としてお読みください。

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出典と注意

出典: 令和3年経済センサス活動調査 町丁・大字別集計(全産業従業者数・公務含む総数)/川崎市オープンデータ 町丁別人口(2025年)/国土数値情報 駅別乗降客数(2023年度)。
注意: 本記事は市の公式情報ではありません。従業者数2021年・人口2025年と時点が異なります。出店などの判断は現地確認とあわせてください。
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